タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

仰木の扇

少しずつ記録を続けている昔の野球カードのなかに、紙の扇子が混ざっていた。 

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仰木の扇。

あんまりうまいこと言えてないけれど。

 

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1995年、グリーンスタジアム神戸(現ほっともっとフィールド神戸)での、オリックス・ブルーウェーブ戦のチケットと封筒も。

まとめて保管されたいたので、扇も同年の試合にて配布されたのかもしれない。 

 

以前からこの扇の存在には気づいており、いつかブログで書こうと思っていたのが、このタイミングになった。

 

2018年6月18日朝、関西で地震が発生した。

場所や規模に関わらず、もう地震や災害はカンベン、の一言に尽きる。

去年からオリックス応援がきっかけで帰ることが多くなった関西方面。野球を観に行くだけでなく、ボランティア活動などにどんどん参加しようと思う。 

同じようなことをSNSでも投稿しているのだが、これは他者への呼びかけやアピールという意味合いよりも、自分自身の行動宣言として発言している部分が大きい。

私自身、阪神淡路も東日本大震災とも眼前で経験した。怖かったし、大変だったのに、

年月が経てば忘れてしまう。

できることをしよう!と決意しても、時間はその熱を冷ましてしまうから、細かく自分の意識に刺激を入れる必要がある。

 

チケットにも記載されている"がんばろう神戸"のスローガンみたいに、被災された方はじめ他者に対して「がんばろう」なんて私は言いたくないけれど、「ばんばろう自分」という言葉は静かに掲げておきたいと思う。

 

少しカタくなったが、いつものように扇の裏面なども記録しておきたい。

 

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ブラウン管時代の東芝テレビの広告。野球場入り口での配布物上で、読売ヴェルディラモス瑠偉氏が躍動している。 

これが配布されたであろう90年代初頭は、Jリーグブーム真っただ中。野球観戦者数も、プレー人口もガクっと減った。

私は当時大阪の小・中学生だったが、野球好きのクラスの男子が誇らしげに持って来ていた阪神タイガース・亀山、新庄などの下敷きが、カズや北澤のものに替わっていくさまが、結構さみしかったのを覚えている。

1995年、被災地・神戸でのオリックスのリーグ優勝は、陳腐ではあるが、感動的だった。"仰木マジック"には子供ながらに魅了されたし、在籍していたイチローはじめとする選手の活躍で野球人気も徐々に回復したように記憶している。

 

扇はもう1パターンある。

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ブルーウェーブのマスコット、ネッピーに、

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原色の衣装に身を包んだミポリンこと中山美穂・・・。

東芝のスポンサー試合で配布されたのだろう。いろんな意味で時代を感じる扇である。 

 

せっかくなのでもう少し掘り下げておこう。

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胴上げ選手の中央に映る背番号2の馬場選手は、藤井寺球場近鉄ファンのおっさんに

「馬場~ ケツにババついてるぞ~」

というヤジを浴びせられていたのが忘れられない。

現在は西武ライオンズのコーチを務められている。球場で拝見するたびヤジを思い出して、えもいわれぬ気持ちになってしまう。

 

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なんてことのない、チケットの裏面。

自分の調査力のなさもあって、恥ずかしながらこの最終戦のカードがわからずにいる。近鉄ファンの知人から譲り受けたものだから、おそらくオリックスvs近鉄だったのだろうか。(ちなみにこの年の近鉄バファローズは、なんと最下位)

 

"1995年 オリックス" で検索して色々と調べてみると、仰木監督もさることながら、この年のオリックス在籍選手はそうそうたるメンバーであり、そして現在のオリックスバファローズの首脳陣メンバーとしてずらりと並んでいることが、誇らしかったりする。

近鉄ファンからすると、阪急・オリックス色が濃厚でさみしい部分もあるけれど。

 

・・・

 

今後も好きな野球を楽しみ続けるために、備えておこうと思う。

 

繰り返しになるが、「ばんばろう自分」を静かに掲げながら、記録はつづく