プロ野球カード記録 その23
当記事執筆の本日 2019年10月9日(水)、クライマックスシリーズ ファイナルステージが開幕する。
今シーズン、私がセ・パ両リーグで応援しているチームは早々に最下位が決定してしまったので、部外者と言えばそうであるけれど、それでも秋も深まる10月半ばまで野球の試合が観られることは純粋にうれしい。
贔屓チームが出場しないから、まあ気楽に観戦できるという部分もあるが、短期決戦で繰り広げらる熱い戦いを観るにつけ「気楽」という言葉をあてはめるのも、また少し違うとも感じている。
今回はそんな熱いシリーズを戦ったセ・リーグ上位チームに関連した90年代のカードを記録したい。
横浜大洋ホエールズ
背番号 36
進藤 達哉
1992年ベースボールマガジン社製カードだ。
現・横浜DeNAベイスターズが横浜大洋ホエールズ球団であった最後の年のカードとなる。最近DeNAが復刻イベントでこのユニフォームで試合を行ったり、カード裏面に描かれているペットマークのグッズを販売していたのも記憶に新しい。
個人的には谷繁捕手や屋舗要選手らが躍動していた姿が連想されるユニフォームだ。
さて、進藤氏は1988年に同チームに入団しベイスターズに変遷した後も2000年まで横浜でプレーされていた。私が1998年に横浜で開幕戦を観戦した日には7番、三塁手として起用されていることがわかる。ちょうどその時期3年連続で三塁手部門のゴールデングラブを受賞される活躍を見せた名内野手であり、90年代後半、ノリにノッていた横浜のマシンガン打線をけん引したひとり、という印象だ。
ルックス面でも、眉、目元がキリっとしてかっこよかった。
進藤氏をはじめ、90年代の横浜ナインにはイケメンが多くなかっただろうか。
もっともこの時代にはイケメンという言葉は存在していなかったが、三浦番長、佐伯選手、斉藤隆投手など、横浜ファンではなくても、珍プレー好プレーなどの野球番組で横浜ナインが出演しないかな、とひそかに楽しみにしたものだ。
進藤氏は、2001年にトレードでオリックス・ブルーウェーブに移籍し、翌々年に現役引退。現在はDeNA球団の編成部長をされているようだ。
途中、コーチ経験を積まれたのち、2012~13年は富山サンダーバーズ監督としてご活躍されていたことを、このカードを手したのをきっかけに初めて知った。改めて考えると、独立リーグ 各チームの歴代監督は改めてビッグネームの宝庫だ。私のような90年代プロ野球と選手方々に思い出がある身としては、今後も注目していこうと思う次第だ。
背番号 12
ヨーキス・ペレス
こちらも1992年ベースボールマガジン社製カード。
当時24歳と若い助っ人だったが、この年のみの来日で、翌年メジャーリーグに戻られたようだ。
野球好き、助っ人選手好きとして、ペレス投手について、なにかエピソードや思い出がないものかと脳内をフル検索しているのだが、お恥ずかしながらひとつもヒットしない。
じゃあブログのネタにするなよ、とも思う一方で、自分の記憶にないからといって、せっかく保管している選手のカードをこうして記録しないままでいると、カード自体も、私以外の誰かに刻まれたペレス投手の思い出もただ風化していくような気がするから、敢えてカード記録として取り上げてみた。
wikipediaで経歴をさらう以外には、同年の球団公式選手応援歌に、このペレス投手の応援歌が収録されていることが興味深い。投手に個別の応援歌が与えらえるのは珍しいこと(この時代の巨人では普通のことだった?)だと思うが、それほど期待された選手だったのだろうか。もっとも一軍登板の機会なく読売を去ったようだが、2002年まで現役でプレーされていたようだし、日本球界以外で幸せな投手生活を送っていたのなら、と願う。
背番号 70
井上 貴朗
1994年ベースボールマガジン社製カード。
パッと見、同時代に阪神で活躍した新庄剛志氏のようにも見えるし、女優の一色紗英氏にも似ていると、当時の虎ギャルの間で話題になったと記憶しているが、どうだろう。亀新フィーバー(亀山努氏と新庄氏が2大アイドル的扱いを受けていた現象)に話題が持っていかれがちだったこの時代の阪神ナインだったが、この井上氏も入団前の高校時代から、女性ファンにキャーキャー言われていた投手だった。
2001年まで阪神で活躍し、その後2003年まで地元・千葉ロッテでプレーされた井上氏。 こちらの情報に今も変わりがなければ、大阪の鋼鉄メーカーで営業職に就かれているようだ。現在44歳とまだまだお若く、リンクを貼った企業のページで拝見する限り、ハンサムっぷりは健在のようだ。
ウチにも営業にきてくれないか。こないか。
・・・
以上が今回のプロ野球カード記録だ。
ペレス選手のように、自分の記憶にない野球選手については今後も果敢に記録していこうと思う。カードを手に取って初めて得られる情報や、選手やチームにまつわる思いがけないドラマに触れることだってある。
さて今日から始まるクライマックスシリーズ ファイナルステージも、想像以上のドラマが観られるかもしれない。
ブログを閉じて、チャンネルを合わせるとしよう。
記録はつづく