タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

関東在住者がオリックス高額ファンクラブに加入してどれだけ楽しめるのか

(当エントリは2018年度内容に基づくものです。2019年版は こちら、2020年版はこちらをご参照ください)

 

10月だ。秋だ。

 

CSと日本シリーズを残して、シーズンの終わりが見え始めている中、2019年ファンクラブ概要をリリースし始めた球団もちらほら。早々に入会手続きを済ませた方、まだ悩んでいる方も多いのではないだろうか。 

私が主に応援するチームのひとつ、オリックス・バファローズのファンクラブ、Bs Clubの次年度要綱は10月2日現在まだ出ていないが、今からとても楽しみにしている。

 

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2018年、私はBs Club プレミアムメンバーとしてシーズンを駆け抜けた。このコースに10万円という金額を費やしたこともあって、「駆け抜けた」と表現したい。

 

野球ファンの間で、「Bs Clubの高額会費設定と内容は他と一線を画している」と話題になることが多いように思う。2018年の上位2コースはエクストラプレミアムメンバー・18万円と、上述のプレミアムメンバー・10万円だった。 

この高額2コースの目玉特典のひとつが、シーズン開幕直前に開催される激励パーティー参加権だ。1軍、2軍、育成選手と監督・コーチ陣と歓談できるという垂涎イベントに参加できるという話を聞いて、私もずっと気になっていた。

 

しかし、好きなチームとはいえ、野球ファンクラブ費用として躊躇せずにポン!と支払える金額ではない。キャンプなどのイベントでも選手と触れ合える機会はあるかもしれない。

ましてや私は東京在住。ホーム球場がある大阪から離れた場所に住んでいる場合、特典や優待を無駄にしてしまうというデメリットのほうが勝るのでは、という懸念もあったが、「今年だけ、10万円のほうをお試しで…!」という気持ちで入会を決意。

 

 

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野球に飢え切った3月、間近で選手のかっこいいスーツ姿を拝見できて、(写真のブレは興奮の証)

 

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至近距離で大好きな選手とお話しできるパーティーに参加できて、

 

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シーズン中にポイントを貯めて選手と写真撮影できたり…

 

へへ…入会してよかった。この内容で10万円はお得だし、なにより楽しい。来季も同等の特典があれば絶対入会する。

 

早々に感想と結論を書いてしまったが、この一文に尽きる。

 

激励パーティー以外の特典もたくさん提供されたわけだが、関東在住者が大阪のチームの高額コースに入会して、どのように楽しめたのかを記録しておきたい。

 

記載内容はいずれも2018年度のものとなり、今後変更の可能性は十分にある。また感想はあくまで私個人のものになるが、Bs Clubの高額コース内容に興味がある方、またBs Clubに限らず、居住地から離れたチームのファンクラブへの入会を迷われてる方にとって、なにか参考になることがあれば幸いだ。

 

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◆自分が楽しめる特典を絞る

ホーム球場から離れた地域に住むファンクラブ会員にとって、この項目がもっとも重要だと思う。いろいろもらえる特典の中から、これだけは絶対に外せないというものを絞り、それが入会費用に見合うかどうかを検討するのだ。

 

まずはBs Clubプレミアムメンバーの入会特典を列挙してみる。

 

前述の3月の激励パーティー以前にあるビッグイベント、

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12月の新入団発表記者会見観覧権。

 

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バッグ2種、タオル2種、サードユニフォーム(いわゆる配布ユニ)1着、

 

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背番号&ネームが選べるオーセンティックユニフォーム1着に、

 

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そしてホーム球場での全試合分のチケット+招待券複数枚。

これらが2月頃、小分けにして自宅に届けられるので毎回ドキドキした。

ちなみに特典の総額をざっと計算すると10万円をゆうに超えている。

 

無形特典として、前売チケット割引や京セラドームの会員制カフェテリアでフリードリンク・スナックを楽しみながら試合前練習を観る権利が付与され、観戦来場ポイント、チケットやグッズ購入時のポイント率も、レギュラーメンバーの倍になる。

タオルなどの日用品特典はガシガシ使うとして、全試合分のチケットを多く消費したり、ポイントサービスなど、球場にしょっちゅう通えないと活用しにくい特典については、もったいないが全力で活用するのは無理だとあきらめることにした。

私の場合、冒頭に記載した激励パーティー参加が一番の目的で、これだけに10万円(別途チケット8,000円の購入が必要なので実質108,000円と交通費)に支払ってもよい、というふうに考えた。  

  

 

◆イベント参加・遠征方針と予算を決める

チーム本拠地と自分の居住地が離れている場合の大きなデメリットとして、前述の特典ロスと、ベント参加やホーム試合観戦のための遠征にかかる旅費があげられる。

このあたりは個人の体力・財力・使える時間によるので、「私の場合は」を前置きに読み進めていただきたい。

私は激励パーティー参加という主目的達成後、なるべく多くホーム試合を観戦したかったので、格安バス・格安宿・ゲストハウスを活用して旅費を節約し、浮いた分でまた遠征するようにした。

格安バスで早朝に大阪入りし、朝チェックインできる新今宮の安宿で仮眠をとり、シャワーを浴びて京セラドームがある3駅先の大正に向かう、というパターンはとても快適だった。予算第一で周りを気にしないのであれば「新今宮 格安」「新開地 ゲストハウス」で検索してみてほしい。高速バスも安いプランがたくさんヒットするし、私と同世代の30~40代女性と思しき利用者も多く安心した。

ちなみにシーズン外の方針としては、追加出費がかかるキャンプやファンフェスなどのイベント参加は見送る予定だ。締めるところは締める、といった感じだ。

 

 

◆限られた機会を楽しむ

最初の項目「自分が楽しめる特典を絞る」の内容に通じるものがあるが、ファンクラブ入会直後から「こんなにお金を払ったのに楽しくなかったらどうしよう」とか「なんとしてでもモトをとってやる」という考え方は絶対にしないように決めた。

高速バスで時間をかけて行く大阪・神戸で勝ち試合を観てはしゃいだり、限られた遠征で地道にポイントを貯めて、選手と写真を撮っていただいたり。

また、友達と一緒に観戦する時、チケットが特典で半額になって喜んでもらえたり。

機会や回数が限られる分、自分が参加できる試合やイベントを楽しむことにフォーカスした。

 

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特典のオーセンティックユニフォームに激励会でいただいたロメロ選手のサインはプライスレス

 

Bs Club高額コースは、本拠地の試合をより楽しみ、イベントを通して選手をより好きになれるための投資と言える。

 

…などと書くと、綺麗にまとまり過ぎている感があるが。

居住地問わず、自分がほしい特典とファンクラブ費用が見合うと思えるファンの方は、1年だけお試しする気持ちで入会してみるのは十分にアリだと思う。 

 

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当記事執筆現在、今シーズンのオリックスは公式戦2試合を残すのみである。

 

KANSAI CLASSICを皮切りに、本拠地で観戦する機会を多く持つことができた。どうしても行きたい試合やイベントのために夜行バスで早朝に大阪入りし、同日のうちにまたバスに乗り込み、東京に戻ってそのまま仕事するなどという無茶も何度かしたが、「駆け抜けた」感があって、それもまた楽しかった。

 

来季のチームメンバーと勢いもさることながら、2019年 Bs Clubの特典内容が気になるところである。値上がりしていたらどうしよう。それでも自分なりの楽しみ方は確立できたと思うから、継続入会するだろう。

ファンクラブ特典イベントにフル参加して暖をとり、秋冬を乗り切っていきたいところだ。

 

 

記録はつづく

 

Special thanks to K様

ファンクラブ入会を迷っていたところ詳細情報を教えていただきありがとうございました。