タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

もうひとつの「わいたこら」 新庄剛志を好き過ぎた小学生の記録

タフィ・ローズを捜しています」

当ブログ名もそうだが、私はSNSアカウントもこの名前で開設している。

読んで字のごとく、2015年、富山独立リーグに復帰して翌2016年に忽然と日本球界から姿を消した、タフィ・ローズの近況が知りたいという理由から、この名前を採用した。

タフィをはじめ、私は日常的に現オリックス球団、昔の近鉄、昭和の関西パ・リーグのことばかり考えており、SNSの投稿もそれらに関連したネタが9割を占める。 


しかし、人生で初めて野球観戦にのめりこむきっかけとなったのは、それらの要素ではなく、阪神タイガース新庄剛志(以下 剛志)であった。

 

shibata-pro.hatenablog.com

 

今でも剛志がメディアに登場する時は、できる限り見逃さないようにしているし、2018年夏に刊行された剛志のエッセイわいたこらも迷わず購読した。

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本の内容はというと、著名人が先生役となり、波乱万丈な人生を紹介する番組に剛志が出演した時の内容+αといった感じだが、剛志のファンでも否でも、明るい気持ちになれる一冊だと思う。

ちなみに「わいたこら」は、九州地方の方言で「なんじゃこりゃ」という意味だそうだ。

 

小学生時代、私は剛志のことが大好きだった。

しかし外出できる時間、距離とお小遣いが限られていた小学生が、しょっちゅう甲子園で観戦してグッズを買い込むことは不可能だった。そのもどかしさは、剛志が登場する小説やマンガを創作することで昇華/消化した。

その作品は家族にみつかり、さんざんバカにされて溶解処分したが、奇跡的に処分をまぬがれた一部が実家で発掘された。

 

著名人でもない私の昔のノート画像など、誰も得しないけれど、たまにはふざけた記録をしようと思う。

 

・・・・・・・

作品はすべて平成5年夏(1993年)、私が小学5年時のものだ。

まずは観戦日記から。

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「カケフにかわっておしおきヨッ!」はわりとイケてる気がする。

 

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「虎神様(とらがみさま)」は自分が設定した甲子園の守神だ。阪神ファンと虎神様が協力して、なにかしら攻撃できるという設定だった。攻撃対象は、大正義・讀賣巨人軍。滅多に行けない甲子園と、伝統の一戦への思いをこういう形で昇華していたのだ。

 

観戦日記はこの2ページで終わっている。大好きなわりに継続できないこどもだった。

 

別のノートにのこっていた殴り書き。

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新庄剛志を略して、ふりがなをつけて、書く。それだけで満足できたあの頃。

 

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93年当時のスター選手ラインナップ。登録名は「八木なんとか」

名選手・八木裕氏に対して失礼極まりない。

 

 

漫画もあるので載せておこう。

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自分自身を「作者」と呼び、漫画家気取りで話が進む。

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私が歌う大音量の六甲おろしで地球が割れるというストーリーだ。

右下に「ほんまバカなハナシや。」の文字。自分でもわかっとるやないけ。

 

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THE ENDのあとに、剛志に比べてモテない設定の中込、亀山が登場。

 

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前述の「タイガーエネルギーアタック」に加え「グッズPANCIH(?)」という攻撃も存在した。買いたくても買えない阪神グッズへの思いをこうして処理していたのだろうか。

 

気になるのは「Tigersギター」の存在。

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イラストの形状と年代から、どうやら92年販売のフェルナンデス製ギターのことのようだ。

フリマアプリでも流通している。 

この時代にしては、阪神はグッズを充実させていたように思う。さすが人気球団。

 

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おまけのページ。

私が所属していた5年2組で一番人気だった男子を登場させつつ、このページが一番、当時の剛志愛が狂気を帯びて表現されているように思う。

 

最後のイラスト。

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……

わいたこら‥‥

 

 

以上。

 

 

記録はつづく