タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

関東在住者がオリックス高額ファンクラブに加入してどれだけ楽しめるのか 【Bs Club 2018~19年まとめ】

※このエントリは2019年9月下旬に公開した内容に、同年10月23日球団がリリースした情報を加筆したものです。

※※2020年の情報はこちら

 

秋だ。
各球団とも2020年度のファンクラブメンバー募集・更新の案内がちらほらと届く季節となった。

私が主に応援するオリックス・バファローズのファンクラブ Bs Clubは、年会費とグレードが細分化されており、特に上位2グレードの18万円と10万円のコースは、その金額と特典について、野球ファンのあいだで話題にのぼることが多い。

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私は2018年から10万円のプレミアムコースに入会。今年も同グレード会員を継続し、シーズンを駆け抜けた。そして2020年も同じコースに継続入会するつもりでいる。  

タイトルにある「関東在住者がオリックス高額ファンクラブに加入してどれだけ楽しめるのか」について、昨年の今頃も同内容のエントリを投稿したが、今回はそちらに加筆修正するかたちで、入会してから2年間の体験を記録しておきたい。

※内容は全て2018年、2019年ファンクラブ内容に基づくものです。

→2019年10月23日追記:2020年度はプレミアムコースがなくなり、高額設定はエクストラプレミアムAコース(8万5千円)とBコース(13万円)の2つで、いずれも抽選入会制となっている。

 

決め手は激励パーティー

1年目の入会申し込み時に一番躊躇したのは、自分が東京在住で、ホーム球場がある大阪から離れた場所に住んでいると、特典や優待を無駄にしてしまうというデメリットが大きくなるのでは、という点だった。なにより10万円という金額は、ファンクラブ会費として気軽に支払えるものでは決してない。

それでも入会と継続を決めた一番の理由は、シーズン開幕直前に開催される激励パーティー参加権が特典に含まれることだった。

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1軍、2軍、育成選手と監督・コーチ陣と歓談できるという垂涎イベントだ。野球に飢え切った3月、間近で選手のかっこいいスーツ姿を拝見できて、 

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至近距離で大好きな選手とお話しできるパーティーに参加できる。 

もうこれだけでもお腹いっぱい、胸いっぱい。 たった10万円でいいんですか?という気持ちにすらなってくる。都合がつく限り、毎年参加したいぐらいの満足感だ。 

パーティー参加権以外の特典もたくさん提供されたわけだが、次の項目で、どれにフォーカスするかを決めておくと良いかも、というお話をしたい。

 

自分が楽しめる特典を絞る

Bs Clubにかかわらず、ホーム球場から離れた地域に住むファンクラブ会員にとって、この項目がもっとも重要だと思う。いろいろもらえる特典の中から、これだけは絶対に外せないというものを絞り、それが入会費用に見合うかどうかを検討するのだ。 

まずはBs Clubプレミアムメンバーの入会特典を列挙してみよう。 

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左から2018年、2019年。すでに活躍するルーキーの姿もある。

前述の3月の激励パーティー以前にあるビッグイベント、12月の新入団発表記者会見観覧権。 抽選制ではなくプレミアム、エクストラプレミアム会員であればだれでも入場できる。

→2019年10月23日追記:2020年からは抽選入会制のエクストララプレミアムAコース(8万5千円)とBコース(13万円)の入会後、新入団会見はさらに抽選当選者と、シーズンシート保有者に観覧権が与えられるようだ。

 

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2018年特典
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2019年特典

バッグ2種、タオル2種、サードユニフォーム(いわゆる配布ユニ)1着と大型巾着1つ。

特典の組み合わせは2年とも同じで、バッグは色違い、リュックは型違い、タオルも前年の色違いをいただいた。それぞれデサント製、今治製でクオリティ面は文句なし。入会時に複数候補から色や形などを選択できれば尚良いのにとも思うが、まあ概ね満足だ。

それらに加え、背番号&ネームが選べるオーセンティックユニフォーム1着もついてくる。 

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2018年はロメロ選手、2019年は吉田正選手を選択。観戦中にとれないシミをつけてしまったため、19年ユニ画像は公式グッズサイトのものをお借りする。

事前にサイズ、番号、ネームを選択する申込用紙が郵送されてくる。そちらを返送して3月上旬に実製品を受け取り、という流れだ。デザインはその年のサードユニフォームとなる。 

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そしてホーム球場での全試合分のチケット+招待券複数枚。新入団会見参加者には、自分と選手が写った集合写真も同封される。これは2年とも変わりなかった。

これら特典が2~3月頃、小分けにして自宅に届けられるので毎回ドキドキした。

ちなみに特典の総額をざっと計算すると、10万円はゆうに超えている。 

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無形特典として、前売チケット割引や、京セラドームの会員制カフェテリアでフリードリンク・スナックを楽しみながら練習~試合観覧できる権利、来場ポイント、チケットやグッズ購入時のポイント率も、レギュラーメンバーより利率が上がる。

タオルなどの日用品特典はガシガシ使うとして、全試合分のチケットを多く消費したり、球場にしょっちゅう通えないと活用しにくいポイント特典については、もったいないが遠方ゆえに全力で活用するのは無理だとあきらめることにした。

私の場合、冒頭に記載した激励パーティー参加が一番の目的で、これだけに10万円に支払ってもよいと考え、入会を決意した。 (2018年のパーティーは8,000円のチケット購入が別途必要なので実質108,000円と交通費がかかった。2019年はチケットが10,000円に値上がりした。)

→2019年10月23日追記:2020年からは年会費13万円のプレミアムコース入会当選したのち、別途チケット購入後パーティー参加が可能となるようだ。

 

イベント参加・遠征方針と予算を決める

チーム本拠地と自分の居住地が離れている場合の大きなデメリットとして、前述の特典ロスと、ベント参加やホーム試合観戦のための遠征にかかる旅費があげられる。

このあたりは個人の体力・財力・使える時間によるので、「私の場合は」を前置きに読み進めていただきたい。

パーティー参加という主目的達成後、なるべく多くホーム試合を観戦したかったので、格安バス・格安宿・ゲストハウスを活用して旅費を節約し、浮いた分でまた遠征するようにした。興味のある方は「新今宮 格安」「新開地 ゲストハウス」で検索してみてほしい。高速バスも安いプランがたくさんヒットするし、私と同世代の30~40代女性と思しき利用者も多く安心した。

オフシーズンに追加費用のかかるファンフェスタやファンミーティングの参加は控え、次シーズンの遠征予算にまわす方針だ。

 

限られた機会を楽しむ

前述の項目「自分が楽しめる特典を絞る」の内容に通じるものがあるが、この2年間をとおして「なんとしてでもモトをとってやる」という考え方は絶対にしないように決めた。

有給休暇をやりくりし、高速バスで時間をかけて行く大阪・神戸で勝ち試合を観てはしゃぐ経験はプライスレスだ。

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また限られた遠征で地道にポイントを貯めて、選手写真撮影に参加する機会にも恵まれた。

友達と一緒に観戦する時、チケットが特典で半額になって喜んでもらえるのも良かった。

機会や回数が限られる分、自分が参加できる試合やイベントを楽しむことにフォーカスして2018年を過ごし、この調子なら2年目も同じペースでいけるな…という手応えと前例を得ることができたので、2019年も迷わず同じコースに入会した次第だ。チームはなかなか勝てないシーズンだったが、ファンとしては全力で楽しめた。

 

2年目の激励パーティー 

2019年、自分にとっては参加2回目となったパーティー当日の様子を簡単に記録しておこう。

3月中旬、平日の夕刻。2018年もそうだったが、土日休みの会社員である私は事前に有給取得申請するところからドキドキが止まらない。 

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場所は帝国ホテル大阪。隣合った大広間を2部屋使っての開催となる。 一つの広間に育成選手や若手選手、もうひとつにスター選手やベテラン選手、監督・コーチ陣が集う。

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受付では式次第といっしょに、各選手のテーブル配置案内が配布される。ファンは事前に目当ての選手テーブルの位置を確認し、開場したらそこで待機するという感じだ。

2019年は一旦どちらか片方の部屋に入場すると、もう片方には移動できないシステムだった。私は大好きなロメロ選手に会えるほうの広間を選択した。

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私も待機開始。吉田正尚選手のテーブル付近は序盤からものすごい人だかりができていた。

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選手と個々に触れ合う時間の前に、まずは公式チアチームのBs Girlsのダンス披露、その後ステージ上でオーナー、監督、選手会長の挨拶が執り行われ、

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選手方々が各テーブルに来る時間に。緊張と興奮でもれなく写真を撮る手が震える。

さぁ…文字通り、パーティーの始まりだ…!

 

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ロメロ選手!同じポーズで撮影。気さく!ありがたい… 

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金田投手とも!気さく!ああああありがたい… 

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アルバース投手!肩を寄せてくださってこんな至近距離で…ありがたい… 

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ディクソン投手!やさしい笑顔…ありがたい…

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ドーピング ダメ!絶対!

・・・元選手のはなしはさておき、ステージでは選手のミニトークショーが開催されたりもしていたが、私を含めて参加したファンは選手と撮影する列に並ぶのに夢中といった感じで、身動きが取れないエリアも多かった。

また、せっかくいただいた貴重な選手のサインカードなどを転売する不届き者もいたようだが、こちらについてはドーピング同様厳重に出入禁止措置をとってほしいと願う。(転売野郎のせいで健全なファンクラブメンバーのパーティー参加権利付与に影響が出るのだけは勘弁してほしい!)

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ハリセン、チケットホルダーやドジョウ型?のちょっと謎のガムなどが入ったお土産をいただき、夢の時間が終了。2年目も大興奮、大感激、大感謝のうちに幕を閉じた激励パーティーであった。  

掲載した写真以外にもコーチ、選手方と撮影し、サインをいただけた。ありがとうございました。 

 

・・・・・・・

以上が、関東在住者がオリックス高額ファンクラブに加入してどれだけ楽しめるのか 2018~19年版の記録だ。

各球団とも様々なファンクラブ特典やファンサービスが提供される中、Bs Club高額コースの特典、わけてもパーティー参加権は、株主・年間シート保有者・スポンサーが享受できるレベルのものではないだろうか。 

いずれにしても、ファンクラブへの入会は、応援するチーム、好きな選手をもっと好きになるための投資の意味もあると思う。

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2018年特典のオーセンティックユニフォームに、初めて参加した激励会でいただいたロメロ選手のサイン。初めて選手に間近で会えた喜びと、高額コース入会初年度の緊張感がこめられた特別な宝物だ。全力で選手とチームを応援しよう…心からそう思うきっかけとなった。

 

来る2020年も、この2年間と同じように、ファンクラブメンバーとして楽しく観戦できることと、オリックスの上位食い込みを心から願いつつ、Bs Club要綱のリリースを待つことにしよう。パーティー参加権の特典に変更がありませんように…

→2019年10月23日追記:お金を払えば誰でも入会できるという点がある意味オリックスらしくて好きだったが、2020年からの抽選入会制で若干冷静にならざるを得ない状況だ。しかしこれで、パーティーはじめ各イベント会場の統制が取れ、選手が安心してファンサービスに応じてくださる環境が整い、またファンがいっそう楽しめるようになれば良いなと思う。 というわけで早速申し込んだ!結果はいかに…

 →2019年11月11日追記:ありがたいことに、当選のおしらせを受け取った。というわけで2020年も目一杯楽しんで応援しよう。

っていうか定員割れしてたりしません?

まあだとしてもそれもオリックスらしくて良し、楽しければ良し!

 

 

記録はつづく