タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

私は明日からもタフィ・ローズを捜し続ける

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秋ごろからなんとなく、予感はしていたけれど、とうとうその日が来てしまった。

現役NPBプレイヤーの中で最も力を入れて応援を続けていた、オリックス・バファローズのステフェン・ロメロ選手の退団が決定した。 

球団からの公式発表やスポーツ紙による報道よりも、ロメロ選手本人が自身のSNSで「今までありがとうバファローズファン」といった内容の投稿をしているのを見てはじめて、ああ、本当に退団してしまうのか…と実感した。 

 

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ロメロ選手がいなくなんて耐えられない…しばらく泣いて過ごすかも…と思っていたが、今日現在、今この瞬間の自分は、なんともあっさりした気持ちでいるのが正直なところだ。

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メジャーリーグで実績のあるAJこと、アダム・ジョーンズ選手の新加入というビッグニュースのおかげで気が紛れているのも大きい。

でも一週間後、一か月後、シーズン開幕後も同じ気持ちでいられるかはわからない。堰を切ったように泣き出す瞬間が訪れるかもしれない。ロメロ選手は、それぐらい熱を入れて応援できる存在だった。

その熱量は、近鉄時代のタフィ・ローズ選手と同じぐらい、もしくはそれ以上だったと思う。近鉄ではなくなったけれど、バファローズにまた期待できる助っ人が加入してくれて、心からうれしかった。

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ロメロ選手にまつわる思い出や思い入れを、これ以上ここで書き連ねるのはやめておこう。いくら書いたところで、言葉も時間も足りないし本人には届かない。引退が決まった時のイチローさんに向けて、シアトル・マリナーズのディー・ゴードン選手がやったように、全国版新聞の一面をジャックしてメッセージを送るぐらいの規模じゃないと気持ちは収まらない。 

 

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ロメロ選手に限らず、好きな選手との別れは、どのプロ野球ファンにも等しく訪れることだろう。思い入れを抱いた選手がいなくなったら、チームのファンを辞めたって、野球を観ることも辞めたっていい。それは個々のファンの自由だ。

 

じゃあ私はこの先どうしよう…

 

オリックス球団のファンクラブ特典でもらえる、2020年シーズンのネーム・背番号入りユニフォームは「10  JONES」で申し込みを早々に完了した。

これが答えだ。

 

ロメロ選手のことはきれいさっぱり忘れて、という意味では決してない。 

同選手のバファローズでの思い出を大事にしつつ、同じように熱中できて、もっと活躍して、別れを乗り越えさせてくれる選手との出会いを求め続けるのみだ。

当ブログの「タフィ・ローズを捜しています」というタイトルには、文字どおりタフィの近況が知りたいのと、もう一度来日しないか、という期待と、「今後のバファローズで、より熱中でき、タフィの記録を塗り替えられる選手との出会いを捜しています」という自分のスタンスとミッションが込められているのだ。

 

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私には、ディー・ゴードン選手のような財力があるわけでもないので、新聞紙面でメッセージを伝えることはできないが、ロメロ選手の移籍先が決まったら、春先にでもファンレターを書こうと思う。

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3年間。まあ、短すぎたし、怪我欠場も多かったけど、バファローズのロメロ選手を応援できて幸せだった。

 

退団後のロメロ選手の野球人生に、幸多からんことを。

 

 

記録はつづく