タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

関東在住者がオリックス高額ファンクラブに加入してどれだけ楽しめるのか 【Bs Club 2020年上半期まとめ】

オリックス・バファローズのファンクラブ、 Bs Clubの高額コースに入会すると、選手と間近に交流できる激励パーティーに参加できる。それを知り2018年に入会して以来、毎年加入してきた。

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今年はコロナウイルスの影響による激励パーティーの中止、開幕延期・無観客開催で特典チケットの無効化という状況が続いている。会費の費用対効果を懸念するメンバーは、私以外にも多くいるのではないだろうか。

遅れてのシーズン開幕目前。2020年6月までに享受できた特典、前年からの変更点など、まとめを記録しておこうと思う。

いずれも2020年6月現在の情報です。感想はあくまで個人のものであることをご了承ください。

 

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コース改変・抽選入会へ

例年、上位高額コースはエクストラプレミアムコース 18万円とプレミアムコース10万円の2つだったが、今年はプレミアムコースが廃止となり、エクストラプレミアムが二分化された。Aコース8万円、Bコース13万円。A、B合わせて抽選で選ばれた500名限定で入会できる方式へと変更された。

オーセンティックユニフォームなどのグッズ類や、全主催試合の入場券といった物理的な特典に加え、目当ての激励パーティー参加権と、選手が直接グッズを手渡ししてくれるイベント参加権利が付与されるのは後者のBコース。私はこちらの入会抽選に申し込んだ。

なんかいきなりハードル上がったなあ…という印象を受けたが、ありがたいことに当選し、今年も無事入会完了した。(定員割れしてるという噂もあったが、それもオリックスらしさがあってよし) 

 

特典イベントの参加も抽選に

毎年楽しみに参加していた新入団会見観覧権も、今年からは年間シート契約者と、抽選で選ばれたエクストラプレミアムメンバーからの参加方式へと変更された。こちらも、なんかハードル上がったなあ…という感じ。

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無事当選し、参加させていただくことに。(コピペ:定員割れしてるという噂もあったが、それもオリックスらしさがあってよし)  

 

アプリ導入とデジタル化

従来、プラスチックの会員証が付与されていたが、今年から入会申し込みの時点で「スマートフォンでアプリを導入いただける方限定」というしばりが設けられた。例年までの会員証、入会特典の指定席引換券、内野外野自由席入場券冊子が、すべてファンクラブアプリで管理されペーパーレス化されることになった。

それ以外の特典は、おおむね例年どおり。

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背番号とネームを選べるオーセンティック・サードユニフォーム1着、配布サードユニフォーム1着、デサントコラボアウター1着のアパレル類と、タオル2種、バッグ1種、京セラドームバージョンの野球盤1つ。

野球盤は、他チームのファンからうらやましいと言わることも多く、なかなかよかった。

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ボストンバッグはコロナウイルスの影響で生産・配送に遅れが生じて、1.5か月ほど遅れて別送されてきた。これも「今年ならでは」の出来事だろう。 

 

激励パーティー開催方式にも変化が

2018年~2019年は、ホテルの宴会場×2フロアのうち、片方で新人選手、もう片方でそれ以外の選手とふれあえる、分離方式で開催された。

対して2020年は、片方のフロアにジョーンズ選手、吉田正尚選手をはじめとした、いわゆるスター選手を集め、抽選に当たったメンバーのみが入場できるという方式に変更される(もう片方のフロアは例年通り)との事前案内があった。

年々、人気も上昇しているし、少しでもゆとりのある方法で開催できれば、ファンにとっても選手にとってもベターなのだろう。1月に別途一万円程度かかるチケットの申し込みを完了し、3月10日の大阪でのパーティーを心待ちにしていた。

 

ジョーンズ選手来日会見イベント

3月の激励パーティーより少し前の1月26日。もう一つ”珍イベント”が催され、参加してきた。

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今年から新加入のジョーンズ選手を関空でお出迎えし、来日会見観覧に参加できるというイベントだ。

グレードを問わず、ファンクラブ会員限定の抽選参加制であったが、応募者多数となり、エクストラプレミアムメンバーが優先抽選対象になったようだ。実際1000通を超える応募があったらしいので、メンバーシップのメリットが発揮されたと言える。

 

この頃は、まだ「対岸の火事」的扱いだった新型コロナウイルス交通機関も人の移動も制限がかけられていなかった。

 

激励パーティー中止

球春到来のよろこびも束の間、春季プロ野球キャンプ地での、ファンサービス自粛・制限の話題がちらほら聞こえてきた2月半ば。もしかしたら、楽しみにしている激励パーティー開催も危ういのでは、という懸念は的中してしまう。

2月20日、球団から「激励パーティー中止と払い戻しのご案内」という内容のお手紙とEメールが球団から届くこととなった。

覚悟はしていたものの、シーズン前の一番の楽しみが消えて、腑抜けてしまった。 

結局シーズン開幕すらできない状況に陥り、野球以外の生活の大部分に影響を受けることとなってしまったわけだ。

3月~4月はパーティーどころじゃないという心境で、日常生活自体が不安だらけだった。

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5月初旬に、特典イベントで選手から直接手渡しいただける予定だった革製ネームタグと、激励パーティーでいただける予定だったチケットホルダーが郵送されてきた。うれしかったけれど、同時に、この後のファンクラブと野球はどうなるんだろう...という不安も掻き立てられた。

 

会費一部払い戻し決定

6月。19日に決定したシーズン開幕と、練習試合の中継で、少しずつ生活に野球が戻り始めた頃、ファンクラブ事務局から一通の封書が届いた。

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年会費の一部である50,000円を振込返金いただける旨の案内と、2020~21年の主催公式試合で有効の指定席引換券、そしてプラスチックのメンバーカード(実際の利用はアプリ上となり、レプリカとなる。記念品としての送付だろう)が同封されてきた。

可もなく不可もなく、といった額面。人間なので、返金額は多ければ多いほどうれしいのが正直なところではあるが、個人的には誠意ある対応だと感じた。

2018年の入会以来、「高額コースに支払う費用は、チームのことをより好きになるための投資である」と提唱してきた。思えば、投資には失敗がつきものだし…と半ばあきらめていたが、特に今年のような「有事」の際のリアル・キャッシュバックは純粋にうれしい。

 

今後の動向を予測する

3月の激励パーティーを主な目的として入会した、Bs Clubエクストラプレミアムコース。ウイルス収束後の代替イベントの開催を期待するメンバーは多いはずだ。

「コロナ後の新しい生活様式」への切り替えが迫られている中、2021年3月ですら、大勢が一堂に会するパーティースタイルでの開催は難しくなる可能性は高い。その場合、オンライン会議システムを活用したウェブ激励ミーティングが検討されたりするのだろうか。仮にそれが実現して、参加したいと思うファンはどれぐらいいるだろう。私はやっぱり、例年どおりのパーティーに参加したいと思ってしまう。

またスター選手の増加も、パーティー開催方式の変換が求められる理由の一つとなりえるだろう。一部の選手にファンが殺到して身動きが取れない2019年のパーティー会場の様子にはかなり驚いた。もっともスター選手が増えること自体は、憎きウイルスとは逆で、ファンとしては喜ばしいことなのだが。

パーティー開催が難しくなる場合、次年度からは、オリックス名物ともいえる高額ファンクラブコース設定自体が、大きな変化を迎える可能性もある。

球団もファンも、転換期の真っただ中に立っているのかもしれない。

 

いずれもいちファン・いちメンバーの浅い予測でしかないが、それでも長く、前向きに、「チームのことをより好きになるための投資」を続けて楽しみたい。

そして当ブログでも「関東在住者がオリックス高額ファンクラブに加入してどれだけ楽しめるのか 」シリーズを長く続けたいと、切に願っている。

 

 

記録はつづく