タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

2020年のホークス・ニュース

2020年シーズン終了から約1週間。

 

福岡ソフトバンクホークスが4年連続日本一。おめでとうございます。

 

私はオリックスを応援しており、公式戦でホークスと対戦する時は常々「強いから嫌だな」というシンプルな拒絶感を持って観戦していたけれど、もうそんな思いを通り越して「ホークス、怖い」という心境に陥ってしまった日本シリーズ4戦だった。

日本シリーズ中、各試合の序盤から繰り出される投打の勢いに、SNS上では、ホークス以外のパ・リーグ5球団ファンが「こんなのいつものことだから!!でも後半はもっとエグいから!!」といった感想を寄せ合い、妙な団結感が生まれていたようにも感じた。

ホークスには来季も怖さしか感じないけれど、オフシーズンに大きな夢を見る権利はどのチームのファンにもある。なんとか気持ちを「もしかしたら来年はオリックス、めちゃくちゃ強くなるかも」という無根拠ポジティブモードに持っていきたいところである。(もうちょっと時間が必要だけど。)

 

さて、今季の日本シリーズは、読売巨人軍の本拠地・東京ドームが使用できなかった関係で、我らがオリックスのホーム・京セラドーム大阪での開催となった点も話題になった。

オリックス日本シリーズに出るんか!?」「オリックス日本シリーズから遠ざかってるのになぜ京セラを使うんだ」等々、冗談を含めたいろんな意見がファンの間で飛び交ったりもしたが、「大阪発祥のホークスが大阪で、宿敵巨人と日本シリーズを闘う」ことに沸き立つ南海時代からのホークスファンや、昭和関西パ・リーグ好きの方々も少なくなかったはずだ。

今年は南海出身の野村克也氏が逝去され、また11月には「おかえり!ノムさん 大阪球場へ」というクラウドファンディング企画も立ち上がっており、「大阪でホークス戦を行う」ことに、私も数奇なものを感じた一人であった。

camp-fire.jp

この企画に合わせて、私の出身地である大阪・南海電鉄沿線駅では、「ホークス・ニュース No.70」が配架されているようだ。

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ホークス・ニュースとは、紙面下部に説明のあるとおり、かつて南海ホークスが大阪にいた1988年まで、チーム情報を掲載し、沿線駅で配架されていた球団情報誌である。

南海ホークス福岡ダイエーホークスとなる前、最後に発行されたのが69号。そして今回、おかえりノムさん企画に合わせて、続きの70号として臨時復刻された。

南海電鉄…粋なことするやんか。

 

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裏面は、先ほどリンクを貼ったクラウドファンディングの案内となっている。

ちなみにこの企画、2020年11月11日の開始から当記事執筆現在までに、1200万円もの支援が集まっている。目標金額の2000万円まであと少し。

私も微力ながら支援に参加させていただいた。

支援のリターンとして、ギャラリー内のビジョンで支援者一覧で氏名を放映されるというものを選択した。いち野球ファンが、球場跡地に自分の名前を遺してもらえる機会というのは、そうそうないことではないだろうか。

ともかく、支援の輪が一層拡がり、企画を立ち上げたエモやんこと江本孟紀氏をはじめとする関係者方々が、笑顔で新メモリアルギャラリーのオープンを迎えられるといいなと願っている。

・・・

南海ホークスと、福岡ソフトバンクホークス

2つの意味での「ホークス・ニュース」が重なった、2020年11月となった。

 

こうしてホークス、ホークスと言ってばかりいるけど、私はオリックス・バファローズファンだ。ポジティブな「バファローズ・ニュース」を待つオフシーズンを送るとしよう。

 

 

記録はつづく