川崎球場跡地に行ったりT-岡田 200号HRをみたり
2021年9月末、タイトルのとおり、川崎球場跡地に行ったり、T-岡田選手の 200号ホームランをみたりした。
昭和パ・リーグの足跡をたどって、主に幼少期や思春期に経験した関西の球場跡地訪問をしてきたが、在住する関東の球場跡地に行ったことはなかった。
コロナ前はほぼ毎年伝説の10.19決戦にまつわるツアーやイベントが催され、新旧パ・リーグファンが集うことを知っていた。自分も行きたいな…と気にしつつも、10.19を生で経験したわけでもないし(当時7歳だったので試合当時は寝ていたんだと思う)なんとなく機会を逃していた。
しかし最近になって、同球場跡地の照明塔保存に関連する報道をちらほら聞くことが増えた。
(上記リンクは当ブログエントリ執筆現在の最新報道。保存やモニュメント化については続報を追いたい)
おそらく今年も、コロナや平日だからという理由で参加できないであろう10.19イベントの前に、照明塔を見てみようと思い立ち、跡地へと足を運ぶこととなった。
同球場跡地と照明塔、そしてその他の野球場の名残りがあるものについては、すでに多くの野球ファンの方々がブログ等に詳細を掲載されている。当ブログが一億番煎じになってしまうのを承知で、"今"感じたことを簡潔に記録しておきたい。
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JR川崎駅、または京浜急行京急 川崎駅から東にほぼまっすぐ歩くこと15分。
照明塔が見えてくると、今は野球場ではないとわかっていても、心が躍る。
(手前に見える汽車みたいなものは防火水槽)
今はマウンドはなくフットボール(サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール等)用に使用されている。藤井寺、大阪、日生、西宮球場跡地とは違い、「スタジアム」のかたちがあって、照明塔がのこされていることで野球場だった頃を想像しやすいという意味では、野球ファンにとってはうれしい場所なのかもしれない。
外周からの角度。乏しい語彙力まるだしで言うと、「野球場って感じ」がする。
保存、モニュメント化が議論されている照明塔。
この塔、照明のひとつひとつが、私自身が生で観ることのなかった数々の名試合や名選手を見届けてきたのか、と思うと、いち野球ファンとして、純粋に感慨深いものがある。
遠目にみても老朽化が進んでいるのがわかるし、手放しに「絶対保存すべき!」と声を上げていいかというと、そうでもない諸問題があると思う。それでも前述のとおり、スタジアムに向かう道すがら、実際に観戦したことがない私ですら、この照明塔が見えただけでも心が躍った。昔ここに通った野球ファンであれば、その思いはより大きいのだろう。多くの立場の方々にとってベターな方法で、なんとか川崎球場があったことが「わかる」、「わかりやすい」保存をしてもらえたらいいなと願うばかりだ。
内部の事務所にはギャラリーがあったり、フィールド内には球場の名残りがあったりするようだが、あいにくスタジアム内は関係者外立ち入り禁止。
今回はただ外周をぐるぐる散歩し、照明塔の画像を撮影するのみとなってしまったが、正直、昭和パ・リーグ大好きな私にとってはそれだけでも十分なひとときだった。
コロナ終息後にイベント参加の機会を狙って、絶対再訪したいと思う。
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川崎球場跡地訪問から間もない2021年9月28日。
私が訪れたのは現在のロッテのホーム球場、ZOZOマリンスタジアム。
首位・ロッテマリーンズ vs 2位のオリックス・バファローズ観戦だ。
つい先日訪れた川崎球場跡地で繰り広げられた10.19試合と同カードである。(当時の近鉄と阪急は別やろ、という議論はここでは置いておくとして)
ロッテはマジック点灯、バファローズはその阻止をかけて、どちらも一戦たりとも落とせないカード初戦。
結果は画像の通り。T-岡田選手おめでとう!
なかなか出なかった200号ホームランと首位ロッテのマジック点灯阻止を目に焼き付けることができて感激。
新旧プロ野球のあれこれを堪能できて幸せな9月末だった。
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ちなみにこの翌日も、2-15という大差でバファローズが勝利を納めている。
なんか…めっちゃ強いやん…
そして3戦目が、当エントリ執筆現在の9/30。また現地で観戦をしてくる予定だ。
このまま行くとこまで行ってもええんちゃう?
さて、野球場に行ってきます。
記録はつづく