プロ野球カード記録 その9
気づけばもう8月も終わろうとしている。
自分のブログ更新頻度が低いこともあって、出だし文章に「気づけばもう〇〇な時期か」を多用しがちだ。
この記事を書いている2018年8月27日現在、セ・リーグの首位広島にマジックは点灯しており、各球団とも10月の試合分のチケットをぼちぼち売り出している。
上位をマークしているチームのファンは、クライマックスシリーズのことも考え始めているのではないだろうか。
「もうそんな時期か」としか言いようがないのだ。
私がセ・リーグで応援しているスワローズは2位。
それぞれの所感は控えておくが、応援の意味を込めて、両チームにまつわる野球カードと関連資料を記録しておきたい。
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背番号18 山本 省吾
2002年、大阪ドーム(現京セラドーム大阪)の入場時に配布された、大阪近鉄時代のカードだ。
山本省吾投手は、2000年ドラフト1位で大阪近鉄バファローズに入団。バファローズがオリックスになった後も2010年まで在籍し、その後ベイスターズ、ホークスを経て、現在は同ホークスのスカウトを担当されているようだ。
入団2年目のフレッシュな山本投手ご本人の姿もさることながら、表面写真のユニフォームといい、大阪ドーム時代の、背景の明るい緑の人工芝と水色のフェンスが懐かしい。
裏面に「闘志をひとつに、V2へ。」のスローガンがあるが、前年2001年に12年ぶりのリーグ優勝を果たしていたと思うと、改めて感慨深い。
この年からたった2年後に球団がなくなることを知っていれば、私はもっと力を入れて観戦していただろうか…などと、この年代の話題になると、球団再編のアレコレでどうしても感傷的になってしまうので、別の資料の話をしよう。
カード裏面に記載されたラッキーナンバー。当たればプレゼントがもらえたのだろう。当選者は「ショップバフィにお越しください」と誘導されている。ショップバフィとはどんなところだったのか。
2002年から遡ること5年、大阪ドームがオープンしたての1997年に発刊された、球団イヤーブックに「ショップバフィ」の様子が掲載されている。
5年差があるが、そこまで周辺の景色に違いがなかったと予想しつつ、記録しておきたい。
「新キャラクターたちが大集合!アイテム大充実 ショップ バフィ」
球団本拠地の移転に伴い、キャラクターたちも刷新されたての1997年。わずかではあるが当時のドーム付近の景色が垣間見える。
案内地図から察するに、現在ドーム前のイオンがある場所に「ショップバフィ」はあったのだろう(違っていたらどなたかご教示ください)。
2018年8月現在、このショップは当然存在せず、グッズショップはドーム内部に場所を変え「Bs SHOP」として営業されている。
今でこそ、各球団とも多様なグッズ展開をしており、「推しに課金する」といった表現などが浸透しつつある。
でもひと昔前は、選手ごとのグッズも少なく、試合前後に球場周辺のワゴンでメガホンやブロマイドなどを、限られた小遣いでチマチマ買うことはあった気もするが、独立店舗型のグッズショップ自体、馴染みがなかったように思う。
大阪ドーム時代にちょこちょこ観戦しに出かけたけれど、個人的に、このショップバフィに立ち寄った記憶は皆無だ。
「グッズ展開も少なく」と前述したが、この時代、どんな近鉄グッズが展開されていたのかも、同イヤーブックに収録されたカタログで見ることができる。
選手ごとのグッズはやはり少ない。新マスコット・バフィたちのグッズが主力商品だったのだろう。プロモーションの気概は感じられるが、それでも見開き2ページ分。現在の球団グッズカタログは、30ページをゆうに超える品数だから、やはりこの時代はまだまだグッズ自体が少なかった。(今の品数が多すぎるとも言える?)
グッズを手にした記憶はないが、唯一はっきりと覚えているものがある。
撮影時は1998年夏。私は高校二年生。後ろの男性は兄だ。
選手のフレームと、「よっしゃ~!!」や「いてまえ~!!」など数種類のフレーズが選べたように記憶している。同時期、同じように大阪ドームのプリクラで撮影した方の思い出話なども聞いてみたいところだ。
先に掲載したイヤーブック、せっかくなので背表紙も。近鉄グループの遊園地「パルケエスパーニャ」のコースター広告。このアトラクションは現存しない。
このブックは、グッズ以外にも当時のチームの情報が盛りだくさんなので、また別の機会に詳しく記録をしようと思う。
ブログエントリは、あくまでも「野球カードの記録」なので、ショップバフィの話が長くなってしまったがもう1枚記録して〆としたい。
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背番号52 坂口智隆
2009年、ファンクラブ会員の来場プレゼントとして配布されたであろうカード。
野球好きな方に対しては説明しなくともご存知であろう、現・ヤクルトスワローズ背番号42として大活躍中。
オリックス時代からヤクルト移籍後初期まで「構成員」という呼び名のイメージが強かったし、カード裏面にも「バファローズの切り込み隊長」などと書かれているが、今や「みんな大好きぐっちさん」のイメージのほうが浸透しているのではないだろうか。
ヤクルトに移籍して、ご本人にも、ファンにとっても良い結果となったと信じている。
長く活躍してほしいと願わんばかりだ。
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冒頭と重複するが、8月が終わる。
応援するチームがどういう結果を残そうと、ファンとして楽しく観戦を続けるべく、気持ちを整える時期…などと、ポジティブな優良ファンぶってもいられなくなってきた。
頼むから勝ち進んでくれェァ…!!!!
記録は続く