タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

ベイスターズ球団映画鑑賞におじゃまします

2022年1月初旬、横浜DeNAベイスターズの球団記録映画「BAY BLUE BLUES」を鑑賞したときのことを記録したい。

www.baystars.co.jp

毎シーズン、オフ期間中は他球団グッズを持ち込まないなどの最低限のルールと、野球好きという気持ちに基づいて)応援している球団以外のチームのファン感謝祭やイベントにおじゃまする機会をちょこちょこ設けてきたが、「球団映画」鑑賞は初めての経験。

あえて前情報をインプットせず、どんなもんなんだろう…という好奇心と、あとは前述の「野球好き」の気持ちで横浜は桜木町の映画館におじゃましてきた。

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三浦大輔氏が、2021年シーズンからの新監督就任要請を正式に引き受ける場面から始まり、春、夏、秋のベイスターズを各選手に焦点を当てながら振り返る、というのが超・おおまかな映画の内容となるわけだが、もちろんこんな2、3行の概要だけで「ベイスターズファンじゃなくても楽しめる映画でした」などとまとめるつもりはない。

ましてやシーズン最下位という結果が出たあとのチームのドキュメンタリー映画。良くも悪くも軽い気持ちで映画館に足を運んだ自分だったが、開始30分ぐらいから「これは誰のための映画なのか。ファンか?選手か?監督か?球団か?」というような心境になり始めた。

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クローズアップされる各選手の苦悩、乗り越えようともがく姿、それだけがこのドキュメンタリーの主題だと捉えてよいものか…観ているこちらも苦悩に引き込まれるような映画だった、というべきか。鑑賞中、こういう気持ちになったのも、多分、私が野球好きだからなのかもしれないし、ベイスターズファンの鑑賞者はさらにいろいろと感じるものがあったかもしれない。

「私は野球好き」…それはそうだし、チームのファンでなくとも、ベイスターズの主要選手陣が大体どういった面々なのかは知っていたつもりだったが、シーズン序盤、中盤、終盤のチーム状況にあわせて、各選手がそれぞれどんな心境で1シーズンを過ごしたのかを垣間見て…というか「見せつけられた」ような気がして、もうシーズンは終わっているのに、「横浜がんばって、勝って!」と応援しながら映画終盤を迎えた。

また、オリックス・バファローズを主に応援している私にとって、リーグ最下位という事実と言葉もキーワードだった。これがもしオリックスドキュメンタリー映画だったら、おそらくちょっと苛々しながら観ていた部分もあったかもしれない。それと同時に、前年最下位からV字回復リーグ優勝のケースだってあるんだし、またここで「横浜がんばって!」の気持ちが強くなった。

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ファンがフェンスの外から観る/見る世界なんて、当たり前だけど、ごく一部。ベイスターズのどの選手も、ひいては世の野球選手全員を一層応援したくなるような気持ちと、いちサラリーマンの自分が抱える苦悩ってのは小さいな、また明日から頑張って仕事して、春になったら野球を楽しむために稼ごう、など、どれも月並みだけど大事な気持ちを再認しつつ、鑑賞を終えた。

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一般の娯楽映画とは違う球団ドキュメンタリー映画。感想は鑑賞したファンひとりひとり、異なることだろう。私の感想は上述のとおりだが、プロ野球ならびにプロスポーツのファンとして必ず経験する「応援しているチームの強弱」に際して、自分はどうしたいか、を問われる内容でもあったように感じた。

あくまで持論だが、ファンのあり方にルールは存在しないと思っている。チームが弱い状況が続けばファンを辞めたっていいし、強くなればまた戻って応援するファンがいても、それは個人の自由だ。そんな中で自分自身のスタンスはどうなのか、聞かれると、「10年単位で応援して様子を見ます」と答えるかなぁ…

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以上が、横浜DeNAベイスターズの球団記録映画「BAY BLUE BLUES」を鑑賞した記録だ。

劇場での上映はすでに終了しているが、メディアでの販売がされているので、球団映画に興味がある方は試されてみてもいいかもしれない。

 

おまけ

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ドキュメンタリー放映後、ベイスターズのマスコット・DBスターマンのショートフィルムと、ご本人登壇を観ることもできてよかった。

 

まもなく球春到来。

憎きウイルスのせいで今年もキャンプ見学は行かないことにしたが、2022年シーズン開幕は確実に近づいている。

今回、映画鑑賞でおじゃましたベイスターズならびに全球団、全選手、コーチ、監督、関係者、そして自分を含めたファンに幸多きシーズンになりますよう。

 

記録はつづく