オリザニア2018 球団記者体験イベント参加の記録
2021年の半分がもう終わろうとしている。ワクチン接種が加速しつつあると言われているが、私自身はまだ予約すらとれていないし、外出型の趣味やレジャーは、今夏もおあずけとなるだろう。
外出できない分、時間ができたので、ブログに書きそびれていた、コロナ前に参加した野球関連のイベントについて振り返り記録しようと思う。
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オリザニアに参加
オリザニアとは、オリックス・バファローズが企画した、大人のファン向け球団社会見学イベントのことだ。2018年と2019年に実施されたが、今回は私が参加させていただいた2018年の球団記者体験のことを書いていきたい。
ボールボーイ・ガール体験、球団カメラマン体験など、計8種の球場内業務体験付きチケット企画だった。
企画内容もさることながら、チケット価格の安さもあり、熾烈な争奪戦になるだろうな…とダメ元で発売日に申込画面に張り付いていたら、運よく希望していた球団記者体験チケットをゲットすることができた。
現役選手に疑似記者会見できる、という内容は事前に知らされていたが、どの選手が対応してくださるのかは当日のお楽しみだった。
オリザニア当日、球場内見学
2018年8月30日(木)。カレンダー通り勤務の会社員なので、ぬかりなく有給申請をして昼さがりの京セラドームへと向かった。
集合場所でビブス(ベストみたいなもの)をいただき、着用する。
記者会見体験を担当してくださったのは、名物ベテラン職員の花木さんで、序盤からテンションが上がる。
まずは球場案内をしてくださった。
内野上段の、各新聞社の担当記者用のデスク。
正式名称は失念したが、試合中継を管理するルームも見せてくださった。
記者会見体験の前から普段は絶対に入れない場所に案内いただき、大興奮だった。
フィールド見学
場所を移動し、いよいよ記者会見かな?と思いきや、次はフィールドでの試合前練習へと案内いただいた。
選手が近い!ウワー、ヒー、ヤバイー!!とエキサイトしていると、「みんな興奮してんと、記者として選手の動きを見て!」と花木さんから笑われたのもいい思い出だ。
これだけ近いと、正常な撮影ができなくなる。2018年のロメロ選手。画像がブレてもかっこいい。
そして、練習や試合は、多くのスタッフの方々によって支えられていることが間近で見学できたのもよかった。
ダグアウトも隅から隅まで見学させていただいた。
阪急時代からの伝説の助っ人であり通訳を担当されたバルボンさんにもお会いできて感激。写真撮影いただき、ありがとうございました。
記者会見体験
フィールド見学後、球場内のインタビュールームへと案内いただき、いよいよメインの会見体験へ。もうこの時点でお腹いっぱい、胸いっぱいで、私も他の参加者もハァハァ言っていたように記憶している。
(余談だけれど、大阪ドーム時代からのパイプ椅子でひとり密かに興奮した)
オリックスの選手への会見体験の前に、実際、番記者としてお仕事をされている記者の方が登壇された。
報知新聞の原島記者。
1日のお仕事の流れや、試合後の選手へのインタビューをどのようにするのか、といったことをお話いただいた。
実際の新聞記者の方のお話を伺う機会なんてそうそうないわけだし、野球は「観る専」の私にとっては普段知る機会のない内容ばかりで、終始うなづきっぱなしの、ありがたい内容だった。リアル社会見学だ…!
そしてようやく選手の記者会見体験の時間がやってきた。
案内役の花木さんから、「会見の名目は、”もっとも大阪らしいプレイヤー”、略してMPO受賞選手への記者会見の設定でいくから」というアナウンスのもと、
入場してこられたのが、大阪出身、大阪のチームであるバファローズでプレーする、近藤大亮投手だった。
笑顔が素敵!
参加者ひとりにつきひとつ、質問できる時間を設けてくださった。
私の「登板時、リリーフカーに乗るのと徒歩で行くの、どちらが好きですか?」という、咄嗟に思い付いた浅くてゆるい質問にも近藤投手は丁寧に答えてくださった。(緊張したのでなんと答えてくださったかは頭から抜けてしまったけれど!)
最後に「大阪らしいポーズ=心斎橋のグリコ看板ポーズ」で写真撮影をさせていただき、記者会見体験が終了した。
そして参加者全員、興奮冷めやらぬまま解散し、そのままvsファイターズの試合を観てオリザニア2018年の一日を終えた。
記者体験のレポート作成の課題があったので、記憶がフレッシュなうちに作成し、花木さんをはじめ、企画に携わってくださった球団の方へのお礼を添えて提出をし、本イベントのすべての行程が終了した。
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以上が、オリザニア2018参加の記録だ。
記者会見体験以外のコースも大盛況だったようだ。特にカメラマン体験には山本由伸投手が登場したとのことで、つくづく、大盤振る舞いすぎる内容だったようだ。
3年経った今でも、非日常的すぎてありえない、貴重な経験として思い出される。チケットを買えたこと、そして球団関係者、記者の方、選手方々にあらためて、心から感謝の意を伝えたい。本当に、野球、選手、チームがより一層好きになれたイベントだった。
会見に対応いただいた近藤投手は、2020年に右肘の手術をされて、現在育成選手として在籍している。近い将来、また支配下登録され、大エースとして復活されることを願わんばかりだ。
オリザニアは翌2019年にも開催されており、同様に盛り上がっていた模様。2020年も企画されていたのかもしれないが、コロナのせいで現地でのイベント類がすべて中止になったしまったわけだ。こうして過去の楽しいイベントを振り返ると、パンデミックの怖さがあらためて身にしみると同時に、2019年以前の「普通の生活」が恋しくなってしまう。
それでも、withコロナ2年目、去年より進歩していることもある。ワクチン接種が開始されたことと、オリックスが交流戦優勝し、首位をキープしていることだ。
夏のレジャーはおあずけだけど、明るい話題はゼロではないのだ。
記録はつづく