タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

「ファンでいてくれてありがとう」タフィからのメッセージ企画に参加した記録

2021年12月25日、このブログのタイトルにもなっている、私が野球ファン人生のなかで最も熱狂した選手のひとり、タフィ・ローズ氏から、

「私の大ファンでいてくれてありがとう」

とメッセージ動画をいただいた。

私が中学生時代に、ふと訪れた藤井寺球場にやってきた助っ人選手。

shibata-pro.hatenablog.com

かっこいい助っ人入団したやん!と、フェンス越しにサインをいただいて、その後伝説的な記録を残し、また私自身が、30半ばに再び野球観戦に戻るきっかけをくれた野球人から、時を経てメッセージが届く。そんなことが現実になるとは。

 

・・・

少しさかのぼること、2021年12月半ば。一般社団法人 日本プロ野球外国人OB選手会から、クリスマス~年始に、okulyという動画販売プラットフォームと共同で、OB選手からメッセージをもらえるという企画がリリースされた。

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(クリスマス企画は締切済、年始受け取り分は2021年12月31日まで)

企画には、私が恋焦がれたタフィもメンバーに入っている... 3000円の参加料(+ドネーション)で、自分の名前を呼んでもらえて、希望するメッセージ動画が送られてくるとのこと。

こんなもん倍額払ってでも参加するわな…!

 

ということで、情報がリリースされた当日に申し込み完了。希望者殺到の場合は抽選になる可能性もあると注意書きがされていたので、ちょっとドキドキしていたが、特にその後のアナウンスもなく迎えたクリスマス当日。

朝からそわそわしながら、何度もメールを確認。念入りに迷惑メールフォルダも確認する。「まあ、今日来ないなら明日か、明日も来ないなら抽選に外れたと思おう…」と、大人特有の精神的保険をかけながら、気を紛らわすように所用をこなしていた。

 

日が暮れかけた16時過ぎ。メール通知が届いた。

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(このイラストの下部にタフィの顔写真のサムネイルと動画再生ボタンが掲載されていた。ネットでの公開NGなので画像と動画は割愛。)

 

ギャッ…

マジで来た、ほんまに来た、え、これガチでタフィのメッセージ??

あれだけ心待ちにしていたくせに、いざ届くとなかなか動画再生ボタンを押せずにいる自分がいた。15分ほど無駄に室内をうろうろしてから、ようやく再生ボタンを押し、タフィからのメッセージをありがたく視聴することができた。

私は申込時のリクエストに、「野球ファンとしての人生で一番熱狂したタフィさんに、仕事を応援するメッセージをいただきたいです」と記載した。

メッセージは、そのリクエストがきちんと反映されていて、そして、それよりもまず、きちんと私の名前を呼ぶところから動画が始まっていて、感動…というか、今でも信じられないというのが正直なところだ。

メッセージ全文は割愛するが、「いつもあなたを応援しています。私の大ファンでいてくれてありがとう」と。かつて心と脳みそが熱で溶けるほど好きだった野球選手から…少しの期間、行方不明となっていたあの選手から…そんな言葉をいただけるなんて。

 

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「はずれのない課金企画だから当たり前じゃん」と言われると、それは確かにそうだけど、これはお金の問題を超えたプライスレス体験。野球ファンならびに、スポーツファンでなくともいわゆる「推し活」をされている方なら理解いただけるであろう、奇跡を経験したのだ。

素晴らしい企画を実行してくださった日本プロ野球外国人OB選手会、そしてタフィ・ローズ氏に、心からありがとう、を伝えたい。

ともすれば近況が追いにくい、過去に活躍した外国人選手を身近な存在にしてくださる活動に感謝している。

そしてタフィ、あなたから「ファンでいてくれてありがとう」なんて言葉をいただけるなんて、14歳の頃の自分が知ったら飛び跳ねて喜んでいると思うし、「何年経ってもタフィ・ローズのファンでいさせてくれてありがとう」の言葉を私から贈らせてほしい。

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1996年に藤井寺球場でいただいたタフィのサイン

2021年12月25日は、プロ野球ファンとして史上最高のクリスマスとなった。

 

 

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そうこうしているうちに、2021年が終わる。

明けなかったパンデミック。それでも細々と観戦を続け、タフィが在籍した近鉄の後身球団であり、また再在籍していたオリックス・バファローズのリーグ優勝を経験できた。

助っ人関連の話をすると、応援していたステフェン・ロメロ選手がシーズン途中の退団をするというさみしい出来事もあった。ファンとしては、来季、また再々入団してほしいなと密かに願ってはいるが、実力主義の世界、「密かに願う」以上のことができないのがもどかしい。

パンデミックが終息して、また復刻試合ができるようになり、かつてのローズ応援歌が流用される、イケてる外国人選手がオリックスに入団してほしい。

 

 

平常通りの開幕ができますように。

 

 

記録はつづく