タフィ・ローズを捜しています

最愛の野球選手であるタフィを超える選手を捜しながら、80年代、90年代のプロ野球の記憶などを記録していきます。

画面の向こうに大投手 オリックス・オンライントークイベント参加の感想

去る8月8日(土)、オリックス・バファローズファンクラブ会員限定 オンライントークイベントに参加する機会を得たので、その時のことを記録しておきたい。

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トークイベントの実施日時は、8月8日(土)と9日(日)。いずれもファンクラブ会員が事前抽選に申し込み、当選者にメールでオンライン会議アプリ・Zoomの招待状が届くという流れだった。加えて、どの選手が参加するのかは当日のお楽しみ、というものだった。

だめもとで両方に申し込んだところ、ありがたいことに8日実施分の当選の報せを受け取ることとなった。

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https://zoom.us

 

私は会社員で、コロナ禍における会社訪問規制や、会議室での「密」を避ける目的でオンライン会議システムを使用する機会が多い。いつもは取引先や上司の顔が映される会議画面に、野球選手が登場するのかと思うと、イベント数日前からなかなかにテンションが上がってしまった。

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イベント当日。

開始は正午からだったが、15分前からログインを行い、まずは選手ではなく、運営によるアプリ設定の注意点や、ルールについてのガイダンスが行われた。

・ファン全員が顔を出しての参加が必須

・顔出しは当選したファン本人1名のみ

・背景に他球団グッズが映り込まないようにする

トークショー中の録画、撮影は禁止

といった説明を受ける。ちなみに参加したファンの人数は30名だった。

 

ガイダンス後、数分待機ののち、実況解説やオリックス球団イベントの司会でおなじみの大前一樹さんが進行役として登場。

そしてイベントに参加する選手が山本由伸投手であることが知らされ、テンションMAXに。

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(画面の撮影が禁止のためキャンプで撮った画像をイメージとして掲載)

山本投手による挨拶のあと、すぐにファンによる質問コーナーへと突入した。

質問したいファンが挙手をして、画面上でアピール。司会の大前さんに選出していただくというスタイルだ。1人あたり3分程度、5~6名のファンが質疑応答の機会を得たといったところだ。

 

質問内容は、

・モチベーションの保ち方を知りたい

・草野球をしているが、グローブが臭くて困る。プロの対処法は?

・トレーニングについて

 

など、さまざまだったが、どの質問に対しても、山本投手がとても冷静かつ的確に回答されていたのが印象深く、球界が誇る大投手の強いメンタルを垣間見たような気がした。

前述したとおり、見慣れたサラリーマンの姿しか目にすることがなかったオンライン会議画面に、そんな大物投手が現れ、運がよければお話しできるイベントに参加できたことに、終始興奮した。

質疑応答の時間が終了すると、抽選で参加者3名に山本投手がその場で書いてくださったサイン色紙が当たるというイベントも催された。(事前に用意された参加者氏名が書かれた紙を山本投手が選ぶという方式だった)

投手の登場から30分弱で今回のイベントが終了。短くも、濃厚なひとときで大満足。Zoomアプリの「通話終了」ボタンを押すのがとても心惜しかった。

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以上が8月8日開催分のオリックス・オンライントークイベントの様子だ。

後日、球団サイトで当日と9日の様子がピックアップされるらしいので、そちらも要確認だ。

コロナ禍により、楽しみにしていたイベントが中止になり、また有観客試合が始まったとはいえ、東京在住の自分が京セラなどの球場に行くことはなかなかできず、気分が上がらずにいた。

しかし今回のように場所を問わないイベントに参加することができて、久々にテンションが上がったし、同投手やチームを変わらず応援しよう、という気持ちも増した。

 

今回のイベントに参加するまでは、いろんな遠隔応援企画に対して「現地で選手と触れ合えないのに、楽しんだろうか?」と少し懐疑的であったが、そんな思いがみごとに覆るきっかけにもなった。

コロナ禍において、オリックスをはじめ、多くの球団が工夫をこらしてファン参加型のイベントを企画して下さるのは、とてもありがたい。

ウイルス収束が見えるまで、今回のような楽しい機会がより増えればいいなと願っている。

オンライン会議画面では、上司の顔より、大好きな野球選手のご尊顔を拝見した方が生産性があがるというものだ。

 

 

記録はつづく